【ソウル=水沼啓子】聯合ニュースは18日、北朝鮮で昨年11月末に実施されたデノミネーション(通貨呼称単位の変更)による物価急騰など混乱の責任を問われ、朝鮮労働党の朴南基・前計画財政部長が先週、平壌で銃殺されたと報じた。複数の消息筋の話として伝えた。
朴前部長は「計画的に国家経済を破滅させた反革命分子」として、デノミ失敗と後継体制に悪影響を与えた責任を負わされ、平壌市内で銃殺されたという。デノミを断行した金正日総書記ら指導部に対する住民の非難や反発をかわすのが狙いとみられる。
北朝鮮ではこれまでも、政策の失敗で住民の不満が高まると、責任者が銃殺されている。1997年には、深刻化した食糧難で多数の餓死者が出た責任を取らされ、農業担当の徐寛煕書記が数万人の前で公開銃殺された。
朴前部長は今年1月上旬に、金総書記の地方視察に同行したのを最後に動向が途絶えていた。連合ニュースによると、朴前部長は1月中旬に部長職を解任。拘束されて国家安全保衛部の取り調べを受けていたという。
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