南米チリで発生したマグニチュード(M)8・8の地震で、気象庁は1日午前10時15分、青森県から茨城県の太平洋沿岸と高知県に出ていた津波注意報を解除した。地震の影響による津波に関する警報・注意報はすべて解除された。
気象庁の関田康雄・地震津波監視課長は同日の会見で、「津波の予測が過大であったこと、警報・注意報が長引いたことをおわびしたい」と謝罪した。
気象庁は2月28日朝、青森県太平洋沿岸と岩手県、宮城県に対し、最高で3メートル以上の津波が予想される大津波警報を、ほかの太平洋沿岸全域などに津波警報を出した。しかし実際の津波は岩手県・久慈港と高知県・須崎港の1・2メートルが最大で、多くの地点で気象庁の予測を大きく下回った。
関田課長は予測が過大になった理由を「シミュレーションや観測データなどをつきあわせ、(予測が)大きくなる数値を取ったから」と説明。「津波から人の命を守るのが目的だが、警報が出たことで迷惑をかけたことは事実」として、「単純ミスや判断ミスはなかったと思うが、結果的に予想より津波が小さかった。今後、どのような予報が最善だったか検討していきたい」と述べた。
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