Going Rogue:An American Life
がむしゃらにやるわ:アメリカン・ライフ
By Sarah Palin
HarperCollins Publishers
黒人大統領に対する反動としての社会現象?
08年アメリカ大統領選挙で共和党副大統領としてなにかと話題をさらった前アラスカ州知事、サラ・ペイリンの書いた大統領選奮闘のメモワールである。題名の「Going Rogue」は、共和党の大統領候補マケインの選挙参謀たちが、自分たちの忠告やアドバイスを無視して、失言を繰り返すペイリンのじゃじゃ馬ぶりを評して作った造語。それを逆手にとって自らの本のタイトルに使うところなんぞは、ただの元地方知事ではない。
本書はアラスカの地方市長から州知事となり、共和党副大統領候補として中央政界に羽ばたいた女性の目から見た現代アメリカ政治の一断面といえる。行間には、中央政治を牛耳る東部インテリ高学歴の鼻持ちならないリベラル派(白人も黒人も含めた)に対する憤りのようなものがにじみ出ている。
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