全国の清掃工場などの配管に、法律で禁止されているアスベスト製の部品が使用されている疑いがあることがJNNの取材で分かりました。違法な使用は90施設に及ぶとみられ、神奈川労働局は、アスベストを使った整備請負会社と社長らを書類送検しました。
去年12月、神奈川県大和市の清掃工場に神奈川労働局の立ち入り調査が入りました。工場の配管バルブに、法律で使用が禁止されているアスベスト製の部品が使われた疑いがあるためです。バルブの整備を担当したのは、川崎市にある「京浜バルブ工業」。
JNNの取材で京浜バルブ工業は、配管の整備を請け負った少なくとも全国90の施設で、アスベスト製の部品を使用した疑いがあることが分かりました。
「これがアスベストのパッキンですね。非アスベスト製とアスベスト製とで見分けはほとんどつかない」(京浜バルブ工業の元社員)
アスベストが使われていたのは、配管の気密性を保つためのパッキンです。アスベストは加工しやすくコストも安い、しかし、吸い込んだ人が中皮腫や肺がんになるなど、深刻な健康被害が問題となり4年前、使用が禁止されました。
「(Q.社長は積極的に関与している?)アスベストから先に出してしまおうという形では、指示はあります」(京浜バルブ工業の元社員)
神奈川労働局による調査の結果、大和市の工場で使われていたパッキンは、アスベスト製だったことが確認されました。
「何もない、話すことは。(Q.使用していないということを確信している?)知らない。分からない」(京浜バルブ工業 川本定實 社長)
神奈川労働局は29日、京浜バルブ工業と社長らを労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。(29日11:09)
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