ジャイアンツ球場で全体練習を行った。27日から4位・広島と敵地での3連戦に向け、首脳陣は左ひざに不安を抱える小笠原道大内野手(34)をチームの“けん引役”に指名。本人も「3番」スタメン出場へ、約1時間の打撃練習を敢行した。 雑音をシャットアウトするようにサングラスをかけた小笠原が、ゆっくりと歩き始めた。 「いい練習ができたよ。この2日間でやれることはやった」 悲壮感を漂わせながら、2日連続でチームから離れてのウオーミングアップ。首脳陣から特別メニューを言い渡され、黙々と下半身強化に取り組んだ。その後は、約1時間にもわたる打撃練習を敢行。篠塚打撃コーチと念入りにティー打撃をすると、今度は10分間のフリー打撃。その後はロングティーでスイングチェック。振り込むことで不振脱出を図った。 「ガッツが入るのと入らないのでは全然違う。(交流戦の最終戦で小笠原の代わりに3番に入った)大道は代打の切り札だから」 伊原ヘッドコーチが言い切った。首脳陣は主軸の復調を待つ姿勢を貫いている。10ゲーム差の首位阪神追撃の“けん引役”に小笠原を指名した。 昨年11月にメスを入れた左ひざは、日を追うごとに悪化。開幕直後は、順調に回復の様相を見せていたが、疲労もあり現在では、足を引きずる姿が見られるようになってきた。ここまで68試合を終えて打率.249、11本塁打27打点。06年から2年連続でMVPを獲得している小笠原が、今季は成績は振るっていない。それでも痛いの何のは一言も口にせず、必死に戦っている。 「相手ピッチャーが誰だ、とかはもう考えない。やることは一緒。ひとつひとつ、上位との差を縮めていきます」 27日からは、リーグ戦が再開。広島先発は、リーグ最多10勝のルイスや2戦2敗を喫している高橋らエース級が予想されるが、相手は関係ない。原監督が求める“強い選手”を実践する小笠原が、「3番」スタメンでG打線を引っ張る。
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